子育てをしていると、予想もしなかった場面に出会うことがあります。
そのひとつが、小学校に入って初めての授業参観でした。
小学校という新しい世界
息子は現在、小学3年生。
2年生から特別支援クラスを利用していますが、入学当初は“普通級”にいました。
小さい頃から「初めて」が苦手で、神経質なのかな?と感じることもありました。
年長のときに心配で、市の発達検査を受けたことがあります。
そのとき「ワーキングメモリーが他の領域に比べて極端に低く、将来的に困る場面があるかもしれない」と言われたことが、心にひっかかっていました。
それでも保育園では特に大きな問題はなく、穏やかに過ごしていたため、「小学校もなんとかなるかも」とどこかで思っていたのです。
初めての授業参観で見た姿
その日、私は教室の後ろからそっと息子の様子を見ていました。
けれど、そこにいたのは想像していた姿とはまったく違う息子。
席を立ち、机の下にもぐり込む姿に、私は言葉を失いました。
他の子がきちんと座っている中で、息子だけが浮いているように見えて、胸がギュッと締めつけられたのを今でも覚えています。
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